『タブラと姿勢』③深い闇とアインシュタインの言葉

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ヒントを探して

やっかいな癖について前回の記事で触れました。
記事:②習慣と癖
こいつの居場所がわからない。
こいつの現れてくる仕組みも対処法もなにもわからない。
もうこれは、生まれ持った自分の性格や性質かと諦める以外にないのではないかと思いながら、悩み、苦しみ、解決法やヒントを探していました。
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想像以上に深い闇

知らないこと、出来ないことに取り組もうとしたときに、「力み」というのは致命的な問題なのだけれど、癖になってしまっているものはそうそう簡単には抜けてくれるものではない。
それどころか、力み切ってしまっている状態では、まず自分がどれだけ力んでいるかということもわからない。
どれだけ深い闇に隠された問題なのかさえも。。
「なんでそこでミスするんだ?そこでは絶対にミスしてはいけない!」
…絶対にミスしてはいけない!絶対にミスをしてはいけない!絶対にだ!!!
強く思うほど、練習すればするほど、やっぱりミスる。。
まるで負の無限ループの闇の中にいるように自分を追い詰め、心にさらなる「力み」を溜め込んでいきます。
わかっていることといえば、誰にもどうにもできないということだけ。
「どうにかしなければ、どうにか…。」
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壁にぶつかっているとき

壁にぶつかっているときというのは、だいたい正面の小さい視野でしかものが見えていない。
壁に当たって怪我をしたのに、その壁を突破しようとしてさらに突撃して全身ボロボロになり体力を失うようなもの。
子供のときから地元の川に親しんでいたというキャンプ場のオーナーが以前言っていたことですが、「とても悲しいことに毎年川で亡くなる人がいる。川で溺れて亡くなる方は、だいたい川に落ちたときにもがいて体力を消耗してしまう。でも人間はもともと水に浮くのだから何もしなければどこかに流れ着く」のだそうです。
ダメな時に、ただただもがいて練習してしまう。これでは溺れてしまう。。
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アインシュタインの言葉に

「我々の直面する重要な問題は、それを作った時と同じ思考のレベルでは解決できない」
というものがあります。
同じ思考、同じ行動、同じ努力をしていてはいけない。
ことあるごとにこの言葉が思い浮かびはするのですが、実際に行うのはものすごく難しいです。
何か違うこと、今までやったことのないことに取り組む必要があるのでは…。
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やったことのないこと

以前、パーカッショニストの山北健一さんと「山北塾」を開催させていただいていた時に、リズム感についてや上手くなるための秘訣など、いろいろと伺ったり教わったりしていましたが、
「赤ちゃんが初めて楽器に触れるようにやったらいいよ。今までやったことのない例えばテニスでも始めてみる感じで。。」
なんとなく言ってることはわかるような、、でも「わかった」かどうかというと、正直そのときはチンプンカンプンでした。
そんなとき…
「ん!なんだ?それ?!」
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ごめんなさい。。
ちょっと長くなるので、ひっぱるようで申しわけありませんが、引き続き「光明」へ向かって次回へと続きます。

よろしくお願いいたします。