Monthly Archives: 8月 2016

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Zakir Hussain インタビューの衝撃

Category : BLOG

ザキールフセインインタビュー

U-zhaanが聞く!Zakir Hussainインタビュー

http://www-shibuya.jp/sp/feature/006934.php

インタビューを読んでの私見です。


ある重大な事実が

このインタビューからは読み取れる。

インド音楽の中枢にいる人から、日本人(または外国人)がどういうふうに見えていて、インド音楽にとってどういう位置にいる存在であるかという端的な事実だ。
実は君が初めて私のレッスンに来たときも、正直なところタブラをずっと続けていくとは思っていなかったんだ。
たまたま今はタブラに興味があるみたいだけれど、まあそのうちやめてしまうんじゃないかな、と感じていた。そういう人はいっぱいいるからね。
という部分。
「湯沢さんですらそう思われていたのか・・・!?」
もちろん、湯沢さんが不真面目だったり根性がなかったわけではない。
僕の知る限り、湯沢さんほどインド音楽に真摯に取り組み努力している人もいない。
(ザキールジーがインタビューでも触れているタカヒロ(新井孝弘/サントゥール奏者。インド・ムンバイ在住)くんは本当に例外)
センスも能力も全然追いつかないし、その練習量も真似出来るレベルのものではない。
コルカタでは、同じ下宿でそういう背中をずっと見て来ていただけに、上のザキールジーの発言は正直個人的にかなり衝撃的だった。
これがどういうことを表しているかというと、つまり、個人がどうとかいう問題ではなく、日本人を含む外国人が、どれだけインド音楽というものの外側にいるかという事実だ。

もちろん、ザキールジーが意地悪で言っているわけではないことは、その後の発言からも分かる。


現実は何層にも

重なっていて、普通は自分が見えている層しか見えない。

だけど、本当にインド音楽を学ぶ、「タリーム」を得るためには、しかるべき層にある現実と向き合い、受け止めなければならない。その上で努力した場合にのみ、初めて「タリム」を得られる可能性が出てくる。
日本人はインド音楽のものすごく離れた外側にいる。

日本人は、とか外国人は、とかいう括りは、真理としては本当は正しくない。

だけど、その括りを超えられるかどうかは、この認識からスタート出来るかどうか次第だ。

そうでなければ、間違った層をぐるぐると回り続けているだけで、一生近づけることもない。


ネガティブとポジティブ

前にも書いたことがあるけど、こういう認識は全くネガティブなことではない。

むしろ、お花畑ではない現実世界を、どう生きるかというプロセスにすぎない。

自分がどこにいて、どこを歩いていくのか。


「タリーム」

以前Facebookに、NYの兄弟弟子の動画をシェアして投稿した内容

**********

『本当の知識と智慧は、師との繋がりが生まれた時に初めて得ることができる。 師匠から得られるフレーバー、それを「タリーム」という。』
Pt. Anindo Chatterjee

これが全て。これが得られなければ、その伝統の延長線上にはいないということ。。

ずっと考えてはいるけれど、そこまで辿り着くということは、自分自身の現状から見れば、正直とてつもなく遠く困難なものにも見える。。

NYに住む兄弟弟子は、NYに師匠の学校を創り、毎年数ヶ月間招聘することによって、「タリーム」を得ることと、その機会を人とシェアしていくことを実現している。

数年前に彼から初めて学校のことを聞いたときは、師匠を数ヶ月も独占するために学校をやるなんて、強欲だしなんて自己主張が強いんだろうと正直思ってしまったことを覚えている。

でもこれは、今ディプトニル来日に際して触れている、かつてアメリカ人が、アリ・アクバル・カーンをカリフォルニアに引き留めることに成功したこととリンクして見えてくる。

アメリカ人と一括りにしてはいけないかもしれないけど、師であれ何であれ、お上に盲目的に従うことを美徳としがちな日本人が見習うべきことが、ここには確かにあるのではないかと思う。

インド音楽がこの国で発展しない理由も見えてくる。

本質は自分で取りに行く。

本当の学びとはそういうことだ。

賢明な師はそれを認め智慧をシェアする。


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マリナ・アーマッド・アラム来日公演 2016

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世界に広がるインド音楽を体現する、インド声楽家 マリナ・アーマッド・アラム氏がNYより来日!

来日公演ツアーのサポートで演奏させていただきます。

Marina Ahmad Alam (マリナ・アーマッド・アラム)

バングラデシュの首都ダッカ生まれ。幼少の頃より北インド古典声楽を学ぶ。ダッカ音楽大学で学んだ後、ニューデリーのGandhara Maha Vidyala音楽大学へ留学。北インド古典音楽の代表的なボーカリストとして知られるパンディット・ジャスラジ氏に20年以上に渡り指導を受け現在に至る。グルジ(師)に同行して世界各地でのコンサートに出演する傍ら、ムンバイ(インド)とNY州を拠点にインド古典声楽の指導と普及に努めている。

彼女の師であるパンディット・ジャスラジといえば、異なる主音、異なる音階を歌う男女のデュオ演奏という高度なスタイルを生み出したり、珍しいラーガ(旋律)を数多く紹介したり、新しい曲を数多生み出してきた、先駆者として現代インド音楽を創り出してきた巨匠の一人。多くの優秀な音楽家を育てた師としても有名な人です。

マリナ氏は、そんなパンディット・ジャスラジに20年以上師事し、ツアーで世界を回る師匠に同行し、サポートヴォーカルを務めるなどしています。また現在でも様々な音楽を貪欲に学び、特にSufi音楽にも造詣が深い人。現在、NY、ムンバイ、ダッカを行き来しながら指導にも尽力しています。NYでは、UDGAMというNPO団体を主宰し、米国内外、またインドから奏者を招いて、年4回コンサートを開催しています。

そんな彼女の来日とあって、声楽について、インド音楽について、世界ツアーの現場や学びの現場について、世界やNYでの音楽状況、色々と学び吸収する機会にできたらと思っています。

 


▽9月3日(土)
〜マリナ アーマッド来日コンサート〜

6時半開演 8時終了予定
Keifukuji Hasuda-Saitama
幼児歓迎、シニアの方もご一緒にご家族でお楽しみください

Marina Ahmad ー北インド古典ボーカル
指原一登ーKazuto Sashihara Tabla
土肥 真生ーManao Doi, Guitar

オープニングアクト:小田切淳子 奉納舞(インド舞踊バラタナティヤム)

主催:慶福寺(蓮田市・蓮田4-104)・らあが練馬
問い合わせ:らあが練馬 raga2014@yahoo.co.jp
090-7209-5701関口
http://www.keifukuji.org/

 


▽9月4日(日)
〜マリナ アーマッド来日コンサート〜

Marina Ahmad ー北インド古典ボーカル
指原一登ーKazuto Sashihara Tabla
土肥 真生ーManao Doi, Guitar

オープニングアクト:
バンスリ演奏:田中淳一
奉納舞(インド舞踊バラタナティヤム)ー小田切淳子

練馬区役所地下ホール
練馬区豊玉北6-12-1 都営地下鉄大江戸線 練馬駅 西武池袋線・地下鉄有楽町線 練馬駅
下車徒歩5分
18:30pm開場 18:45pm 開演 20:20pm 終了予定
料金 予約¥1500 当日¥2000 高校生 ¥800 中学生以下幼児も含み無料
予約・お問い合わせ:練馬らーがの会
✉: raga2014@yahoo.co.jp
TEL : 090-1697-8509(19:00 以降 )

 


▽9月10日(土)
〜マリナ アーマッド来日コンサート〜

トーク&ライブ@きらら鎌倉
Talk & Live@Kirara Kamakura

15時〜16時半
予約:1800円 / 2名カップル割引 3000円/2名
当日:2300円 / 2名カップル割引4000円
高校生以下、幼児も含み無料
*カップル割引は異性、同性を問いません。ご家族、お友達も可

トークとバンディッシュ(歌曲)ライブの会
ラーガやインド音楽、楽器についての貴重なお話を
伺うトーク&ライブミュージックイベントです。
質問たくさん大歓迎!インド音楽初めての方も是非ご参加ください
インド音楽トーク&ライブ

Marina Ahmad ー北インド古典ボーカル
指原一登ーKazuto Sashihara Tabla
土肥 真生ーManao Doi, Guitar

予約受付らあが鎌倉
genkistep2@gmail.com

きらら鎌倉音楽室
住所:〒248-0006 鎌倉市市小町1-10-5
電話: 0467-25-2030
JR鎌倉駅東口徒歩3分
駐車場・駐輪場はありません。


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Mohsin Ali Khan Japan 2016 ~Workshop~

2016.4.2
モーシン・アリ・カーン来日公演2016

▽ワークショップ

[出演]
モーシン・アリ・カーン(ボーカル)
指原一登(タブラ)

[会場]
マスミ東京 スペースMURO(東京・大塚)

[主催]
HEAT bEAT MUSIC

[音響・録音協力]
Kappa Infinito

※動画の音声は、エノキダケマイク+DSD5.6MHz/1bit録音を48kHz/16bitに変換して使用。
http://www.kunitec.co.jp/ki/ki_mic.html


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Mohsin Ali Khan Japan 2016 ~Live at Masumi Tokyo~

2016.4.2
モーシン・アリ・カーン来日公演2016

[出演]
モーシン・アリ・カーン(ボーカル)
ヨシダダイキチ(シタール)
指原一登(タブラ)

[会場]
マスミ東京 スペースMURO(東京・大塚)

[主催]
HEAT bEAT MUSIC

[音響・録音協力]
Kappa Infinito

※動画の音声は、エノキダケマイク+DSD5.6MHz/1bit録音を48kHz/16bitに変換して使用。
http://www.kunitec.co.jp/ki/ki_mic.html


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【ディプトニル来日】アリ・アクバル・カーンの言葉「毎日続けてほしいことがある」

カーンサヘブレッスン

ディプトニルが、師ウスタッド・アリ・アクバル・カーンから直接聞いたという言葉を教えてくれました。

皆さんにもシェアさせていただきたいと思います。

まだ幼い時、師は僕にこう訊きました。練習は1日に何回しているんだい?

2回です、と僕は答えました。

すると師はこう語りかけてきました。

朝昼晩と1日に3回ご飯を食べるように、練習も1日に3回しないと駄目だよ。

楽器の音を鳴らすと、体や心が浄化されて綺麗になるんだ。

今は学校の勉強が忙しくて、どうしても十分に練習できない時もあるかもしれない。

そんな時は、一度全ての弦をはじいて音を鳴らすだけでもいいから。

そして毎日続けてほしい事がある。

朝起きたら、まず楽器をつま弾いて、正確な音を耳に入れてほしいんだ。

そして、夜眠る前にも同じように正確な音を耳に入れることだよ。


▽2016年9月22日(木祝)-マスミ公演-

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【出演】ディプトニル・バッタチャルジー(サロード)
    指原一登(タブラ)
【時間】開場 14:30 開演 15:00
【場所】マスミ スペースMURO・大塚 東京都豊島区巣鴨4丁目5-2
【料金】予約 3000円 当日 3500円 ペア 5000円(2名様料金 要予約)
【予約・問合】ご予約・お問い合わせ: mail@kazutosashihara.com 090-4201-6885(さしはら)

来日オフィシャルサイト: dwiptanilbhattacharjee-japantour.tumblr.com

 


▽2016年9月19日(月祝)  タブラ伴奏ワークショップ

【概要】
「Theka(テカ)」と呼ばれる基本のリズムを中心に、メロディ奏者の演奏に合わせた、より音楽的な伴奏の基本を学びます。
・テカの基本的な音の意味やそれぞれの音の方向性
・バンディッシュ(曲)それぞれに合わせたアプローチ
教科書や文字情報からでは決して学べない、最も重要かつ実践的な内容になります。
経験・レベルは問いません。

【出演】講師:ディプトニル・バッタチャルジー
ナビゲーター・伴奏:指原一登
通訳・サポート:木村吉寛
【時間】15:00〜17:00
【場所】都内(ご予約後にご連絡いたします。新宿近辺の予定です。)
【料金】6000円  ※限定10名(要楽器持参)
【主催】HEAT bEAT MUSIC
【予約・問合せ】mail@kazutosashihara.com

 

ディプトニル・バッタチャルジー:サロード奏者

1990年生まれ。インド、コルカタ出身。音楽家の家庭に生まれる。
幼少より著名なサロード奏者Prof. Dhyanesh Khanの弟子である父Sri Ashim Bhattacharjeeにサロードを習い始める。最年少で、現代インド音楽を形作った最も有名なインド音楽家、故Ud. Ali Akbar Khanの弟子になる 。
現在もUd. Ali Akbar Khanの長男であるサロードの巨匠Ud. Aashish Khan、娘Smt.Ameena Perera、Sri Alam Khan、各氏のもとで研鑽を積んでいる。
スールナンダン・バラティからスールマニ賞を受賞。オールインディアレディオにゲストパフォーマーとして出演。Ud. Aashish Khanとも共演するなどインド国内を中心に精力的に演奏活動をしている。今後の更なる活躍が期待される若手演奏家。2016年9月初来日公演。


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9/19(月祝) ディプトニル来日特別企画「タブラ伴奏ワークショップ」

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ディプトニルの来日特別企画

5歳で伝説的な音楽家ウスタッド・アリ・アクバル・カーンに弟子入りを許され、彼のサロードを受け継いだ逸材『ディプトニル・バッタチャルジー』初来日!

来日特別企画として、タブラ向けの伴奏ワークショップを開催します!

彼の父であり、師でもあるアシム・バッタチャルジーは、著名なサロード奏者である一方、なんと!長年タブラをPt.オニンド・チャッタルジー師匠に学んでもいる人でした。

ディプトニルによる今回のワークショップは、単にメロディ奏者によるワークショップというだけでなく、タブラとアンサンブルについても、今までにないより掘り下げた内容になるでしょう。

貴重な学びのシェアになることだけは間違いありません。

【日時】

2016年9月19日(月祝) 15:00〜17:00

【概要】

「Theka(テカ)」と呼ばれる基本のリズムを中心に、メロディ奏者の演奏に合わせた、より音楽的な伴奏の基本を学びます。

・テカの基本的な音の意味やそれぞれの音の方向性

・バンディッシュ(曲)それぞれに合わせたアプローチ

教科書や文字情報からでは決して学べない、最も重要かつ実践的な内容になります。

経験・レベルは問いません。

【出演】

講師:ディプトニル・バッタチャルジー

ナビゲーター・伴奏:指原一登

通訳・サポート:木村吉寛

【場所】

都内(ご予約後にご連絡いたします。新宿近辺の予定です。)

【料金】

6000円  ※限定10名(要楽器持参)

【主催】HEAT bEAT MUSIC

【予約・問合せ】mail@kazutosashihara.com

【来日オフィシャルサイト】

http://dwiptanilbhattacharjee-japantour.tumblr.com

ご質問、不明点などがありましたら、遠慮なくご連絡ください。


ディプトニル・バッタチャルジー:サロード奏者

1990年生まれ。インド、コルカタ出身。音楽家の家庭に生まれる。
幼少より著名なサロード奏者Prof. Dhyanesh Khanの弟子である父Sri Ashim Bhattacharjeeにサロードを習い始める。最年少で、現代インド音楽を形作った最も有名なインド音楽家、故Ud. Ali Akbar Khanの弟子になる 。
現在もUd. Ali Akbar Khanの長男であるサロードの巨匠Ud. Aashish Khan、娘Smt.Ameena Perera、Sri Alam Khan、各氏のもとで研鑽を積んでいる。
スールナンダン・バラティからスールマニ賞を受賞。オールインディアレディオにゲストパフォーマーとして出演。Ud. Aashish Khanとも共演するなどインド国内を中心に精力的に演奏活動をしている。今後の更なる活躍が期待される若手演奏家。
2016年9月初来日公演。


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【ディプトニル来日】『どうやってアリ・アクバル・カーンの弟子になったのか?』

ディプトニル3ys

受け継いだ小さなサロード

写真は、ディプトニル・バッタチャルジー 3歳の時。
この小さなサロードは、その昔 ウスタッド・アリ・アクバル・カーン(※1)の実際に使っていたという楽器です。

ディプトニルの父が、彼の師匠であり、アリ・アクバル・カーンを父に持つProf.ダネーシュ・カーン(※2)から引き継いだものです。

この楽器は、今でもディプトニルの家にあるそうです。


どうやって私がアリ・アクバル・カーンの弟子になったのか?

by Dwiptanil Bhattacharjee
ディプトニル1yh

(ディプトニル1歳半の時)

私の父(Ashim Battacharjee)はかつて、ウスタッド・アリ・アクバル・カーンの息子であった故・ ダネーシュ・カーン教授に、サロードのレッスンを受けていました。
そのとき私は単なる子供に過ぎず、父の練習の邪魔をすることがほとんど私の習慣になっていました。
私の父は、どうしたら良いか、師であるダネーシュ教授にそのことを相談しました。

そのとき「この子はサロードの音に魅かれていて、この楽器に興味を持っているようだ。」ということに気づいた彼は、小さなサロードを私に送ってくれたのです。そして彼は、私が5歳になったら、師弟の儀式を交わして教えたいと言ってくれました。

しかし、その年彼は亡くなってしまったのです。彼の妹は、このことを父であるアリ・アクバル・カーンに伝えました。

そして私がいよいよ5歳になった時、私は師弟の儀式において、ウスタッド・アリ・アクバル・カーンからその証である”ガンダ”と呼ばれる紐を授かり、教えを受け始めることになったのです。


(※1)ウスタッド・アリ・アクバル・カーン [1922-2009]

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20世紀に活躍した偉大な音楽家。演奏家、作曲家、教育者として、現在のインド音楽の発展に多大な貢献をした。アメリカに初めてサロードを紹介した演奏家であるばかりでなく、1967年にカリフォルニアにアリ・アクバル音楽大学を創設し、以後40年に渡り教育活動にも献身した。

”音楽の父”とも言われる、マイハール流派の創設者 ウスタッド・アラウッディン・カーンの後継者。演奏形式や楽器そのものを大きく改革した アラウッディン・カーンは、ラヴィ・シャンカールをはじめ、多くの演奏家を育てた。

インド独立前後と宮廷の盛衰を知る数少ない音楽家で、最後の宮廷音楽家とも言われている。

 

(※2)Prof. ダネーシュ・カーン [1941-1990]

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ウスタッド・アラウッディン・カーンを祖父に、ウスタッド・アリ・アクバル・カーンを父に持つ音楽一家に生まれ、演奏家、作曲家、教育者として活躍。

サロード奏者として著名な音楽フェスティバルのほとんど全てに出演し、また、ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)で演奏するなど、多数の海外ツアーをこなした。

アリ・アクバル音楽大学やロビンドラ・バラティ大学で、教育者としても多大な貢献をした。


サロードとアリ・アクバル・カーン、マイハール流派について

 

 


▽2016年9月22日(木祝)-マスミ公演-

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【出演】ディプトニル・バッタチャルジー(サロード)
指原一登(タブラ)
【時間】開場 14:30 開演 15:00
【場所】マスミ スペースMURO・大塚 東京都豊島区巣鴨4丁目5-2
【料金】予約 3000円 当日 3500円 ペア 5000円(2名様料金 要予約)
【予約・問合】ご予約・お問い合わせ: mail@kazutosashihara.com 090-4201-6885(さしはら)
来日オフィシャルサイト: dwiptanilbhattacharjee-japantour.tumblr.com

 

ディプトニル・バッタチャルジー:サロード奏者

1990年生まれ。インド、コルカタ出身。音楽家の家庭に生まれる。
幼少より著名なサロード奏者Prof. Dhyanesh Khanの弟子である父Sri Ashim Bhattacharjeeにサロードを習い始める。最年少で、現代インド音楽を形作った最も有名なインド音楽家、故Ud. Ali Akbar Khanの弟子になる 。
現在もUd. Ali Akbar Khanの長男であるサロードの巨匠Ud. Aashish Khan、娘Smt.Ameena Perera、Sri Alam Khan、各氏のもとで研鑽を積んでいる。
スールナンダン・バラティからスールマニ賞を受賞。オールインディアレディオにゲストパフォーマーとして出演。Ud. Aashish Khanとも共演するなどインド国内を中心に精力的に演奏活動をしている。今後の更なる活躍が期待される若手演奏家。2016年9月初来日公演。
https://www.facebook.com/dwiptanil