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2021/11/13(土) 信松院・観音堂で聴く〜 インド古典音楽コンサート〜|宮下節雄(サントゥール) × 指原一登(タブラ) |14時開演|


『信松院・観音堂で聴く 〜インド祈りの旋律〜』


サントゥール奏者・宮下節雄さんとのインド古典音楽コンサートです。

八王子の由緒あるお寺「信松院」

400年前からこの地で信仰を集める御所水観音様の御堂で

一緒に無病息災・安寧と平和を祈念いたしましょう。

インド古典音楽は、曼荼羅の世界観を表現した音楽です。

その音世界に身を委ね、深い癒しに触れてください。

 



【日時詳細】

★令和3年11月13日(土)

★開場:13:30 開演:14:00

★信松院 観音堂

東京都八王子市台町3-18-28(駐車場完備、JR西八王子駅より徒歩13分)

★公演チケット
  オンラインチケット→ こちらから
ご予約・置きチケット→ mail@kazutosashihara.com または 090-4201-6885(さしはら)

 


【北インド古典音楽】

北インド古典音楽は、曼荼羅の世界観を表現した音楽です。

「ラーガ」と呼ばれる旋律(空間)と、「ターラ」と呼ばれるリズム(時間)の絡み合いによって、螺旋を描きながら徐々に上昇し描かれる、壮大な音曼荼羅とも言えます。

音楽はまず、サントゥールの旋律のみの独奏によって、曲の色彩と世界観が描かれ進行していきます。

続いてタブラのリズムが加わり、音楽が大きな円を描きながらゆっくりと周回しはじめます。

やがて速度を上げながらクライマックスへと向かい、極まっていきます。

演奏はすべて即興で繰り広げられます。

そのため、聴衆を含めその場の要素すべてが色濃く音楽に反映され、全く同じ演奏というのは2度とありません。

まるで、天から降り注いだかのような サントゥールの音色と、胎動のうねりような タブラ の合奏による、一期一会の音楽。

プラーナ(エネルギー)が上昇し昇華していくような音体験をお楽しみください。

 


【信松院・観音堂】

信松院は、武田信玄公ご息女の松姫様がご開基された、400年の歴史を持つ八王子の由緒あるお寺です。

https://shinshouin.or.jp/matsuhimesama/

観音堂は、出家された松姫様が御所水の地と称される現在の処に庵を結ばれ、観音菩薩を奉安されたことが由来です。

以来多くの人々の信仰を集め今日に至っています。

現在の観音堂は昭和20年8月に戦災で焼失した後、平成元年に再興されたお堂であり、須弥壇・内陣・外陣・天井絵などいずれも知名な仏師によって装飾され描かれています。

https://shinshouin.or.jp/schedule/

11月の信松院境内は、秋の風情・美しさがひときわです。

境内は、四季折々に手入れされた庭園になっており、併設されるカフェ「金照庵」からは境内が見渡せ、贅沢なひとときを味わえるのでおすすめです。

https://shinshouin.or.jp/kinshoan/

17時までの営業時間になりますので、コンサート前後のお茶やお昼でくつろいでみてくださいね。


看板メニューのあんみつは、自家製の寒天とこだわりの餡が味わえ絶品です。

 


=感染対策=

・客席は、40席限定とさせていただきます。

・会場へはマスク着用でご入場ください。

・入場の際は、手指の消毒をお願いいたします。

・空気の入れ替え換気を行います。

・体調の優れない方はご来場をお控えください。

 


★公演チケット → こちら



◆ 奏者プロフィール ◆

◎宮下節雄(ジミー宮下)

 サントゥール奏者

 ミュージック セラピスト

1955年2月27日 鹿児島 出水市生まれ。

1992年より、インド・ムンバイにて世界的サントゥール奏者で 人間国宝の PT.シブ・クマール・シャルマ氏に師事する。NHKはじめ国内・インドでのTV・ラジオ出演多数。「天空の音雫」はじめヒーリングCDリリース多数。

2005年3月インド・ヴァラナシの「ドゥルパッド・メーラ音楽祭」と「アシュトシュ・バタチャリア追悼コンサート」に出演、現地で新聞等メディアでも取り上げられ高い評価を得る。

又、2006年1月ドゥルパドシンガー グンデチャブラザーズ主催でインド・ボパールで開催された「プルティ・ シュルティ音楽祭」にて、ベスト・パーフォーマーの評価を得る。

2008年3月ヴァラナシでのバイジュ・バーブラ サンギート・ サマローハ音楽祭にて、インド古典音楽への貢献を讃えられ受賞する。

タブラの巨匠ザキール・フセインの高弟タイ・バホー、シルク・ド・ソレイユの歌姫ジーナ・サラ 他世界的一流アーティストとの共演も多数。

水の神の歌「バルナギータ」、 アンビエントトランスバンド「Makyo」で活躍。

2010年 ポルトガルBOOM Festivalに出演。

2013年 セレンディピティユニ結成 全国をツアーで巡る。「ゆだね」をはじめ 4枚のCDリリース。

2016年にエレクトロ アンビエント サントゥール ユニット「Crystal Nada」結成。1st CD「PRASAD」リリース。

岐阜を拠点に日本・インドを中心に国内外で精力的に演奏活動を 行い「インド古典音楽センター・沙羅双樹」にて後進の指導を行う。

インド古典音楽・舞踊の祭典「サンギート・メーラ」を17年岐阜 洞戸で主催 開催。

★2017年 1月 インドのメディアサイト

“ BETTER INDIA  “より

『世界で活躍する外国人インド古典音楽家8名』

に選出される。

http://www.thebetterindia.com/81965/foreigners-indian-classical-music/

2018年、2019 年、インド・リシケシで開催された

インターナショナル・ヨガ・フェスティバルに招待演奏。表彰される。

2019年、Bali Spilit Festivalに招待演奏。

Website:http://www.santoormiyashita.com/


◎指原一登(さしはらかずと)

 タブラ奏者/HEAT bEAT MUSIC 主宰/八王子在住

2002年に、インド・ラジャスターンにてタブラを始め、2008年より、世界的タブラ奏者である Pt.Anindo Chatterjee、Sri Anubrata Chatterjee 両氏に師事。

2018年、インド音楽の師弟継承の伝統の中でも最も大きな意味を持つとされ、師弟の証である、 “Ganda” と呼ばれる紐を、師 Pt.Anindo Chatterjee より授かる。

インド音楽演奏家として、インド人音楽家・舞踊家と多数共演。アリ・カクバル・カーン生誕98年祭出演をはじめ、インド本国でも積極的な演奏活動を展開している。

また、2014年にHEAT bEAT MUSICを設立。

日本でのインド音楽普及、教育環境整備のため、インド人アーティストの来日招聘を精力的に企画・開催し、コンサートのみならず、ワークショップや短期集中講座等、オープンに学べる機会の創出に努めている。

2019年には、武蔵野文化事業団、兄弟弟子を始め多くの関係者の協力を得て、師 Pt. Anindo Chatterjee の招聘来日を実現。

公演・ワークショップは大成功をおさめ、日本での普及に確信を得る。

インド、パキスタン各国大使館で演奏。日本テレビ「シューイチ」他、TV・ラジオ番組等出演、雑誌掲載など多数。

HEAT bEAT MUSIC タブラ教室を運営するほか、グローバル・インディアン・インターナショナル・スクール、江戸川印度文化センター、よみうりカルチャー等、各施設でもタブラ講師を務める。

近年ますます増加する在インド人子弟達への文化継承にも力を入れている。

Website:https://kazutosashihara.com

EC site:https://tsuku2.jp/heatbeat-tabla

 



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HEAT bEAT MUSIC タブラ発表会 2021、今年も無事に終了しました!


年に一度のHEAT bEAT MUSIC タブラ発表会、2021年も無事に開催できました。

全5教室合同で毎年開催しているこの発表会も、今年はメンバーが増えたこともあり、一段と盛り上がりました。

色々と難しい状況がありながらも、多くのメンバーが参加してくれました。感謝です。
開催に当たっては十分注意をして臨みました。

グループアンサンブルとソロ演奏、今年はグループ教室からもソロ演奏に挑戦するメンバーもいたりして、皆さん氣合十分、おのずと熱気も高まります。

やっぱり緊張感と集中力を共有しながら、仲間の演奏を聴き、演奏することで、お互い大きな刺激を与え合えました。

「○○さんの演奏すごく良かった」
「〇〇さんのこの一年の成長ぶりに驚いた!」
「昨年は上手く出来なくて悔しかったけど、今年は出来てホッとしてます」
「来年はソロでやってみたい!」
「初めてだったけど楽しかった!」
など、沢山の感想も自然と飛び出しました。

それぞれにまた目標を設定して、お互いの存在を意識して切磋琢磨しながら練習に励んでいけたらと思います。


写真はこちらのギャラリーでもご覧いただけます。
→ 写真ギャラリー



さて、

ここからはちょっと話変わって、お能の話になります。

インド音楽と能楽、表面上は共通点なんかあるの?と思うかもしれませんが、
伝統芸能の中に通ずる匂いのようなものを感じて、数年前からお能の謡(うたい)と仕舞を習いはじめました。

お能は、昔から鑑賞するだけの芸能ではなく、お稽古をして愉しむ芸能だったそうですね。

江戸時代には学校などありませんから、寺子屋で「読み・書き・そろばん」そして謡を教えていたそうです。

謡の曲目は謡曲(ようきょく)と呼ばれ、幅広い題材があり、平家物語から各地方の名所から宮廷のこと大陸の王朝のことなど、そういったあらゆる演目から、礼儀や作法、習俗や歴史、知識や教養、といったことを愉しみながら学んでいたそうです。

そういえば昔、学校の国語の時間なんて面白くないので、書いてある物語を勝手に読み進めて想像の世界に耽っていたなあとふと思い出しました。

あの時間が謡の授業だったらな・・・

謡を稽古することで、物語を想像しながら自然に教養が身についていく、腹から声を出すから健康にもいい(!)なんて合理的だったのだろうと思います。

 


お能は、余白が多い芸能といわれています。
その余白に想像力を広げて、各々が「主観的」に自由に鑑賞してください、というものです。

???

なに?どういうこと?

私は、「能楽」は「想像力」の起動装置、のようなものではないかと思っています。

想像力を起動して観てもらうための仕掛け(かなり大雑把で乱暴な表現かもしれないですけど)。

「与えてもらえる」感動ではなく、感動できるあなたの感性を「呼び覚ましてくれる」もの。

裏を返せば、想像力を働かせて観ようとしなければ、待ってても始まらないよ、と。

現代では、「お客さん」として誰かから「与えられる」ことや「消費する」ことに慣れてすぎてしまっているきらいはありますよね。

昔の日本人は、想像力起動しまくってた?!そんな想像をするだけで

ぬおー!って思っちゃいます(笑)

インド音楽にもそういった余白が多分にあって、美の追求の仕方に通じている部分を感じますね。



ということで、

私の先生、加藤眞悟先生の能楽公演のご紹介です!
先生は、シテ方観世流・梅若研能会所属の能楽師です。

23年間毎年開催している先生の自主企画公演。
今年は『木賊(とくさ)』というなかなか演ぜられることの少ない、高貴な演目になるそうで、とても楽しみにしています。

会場は、天下の国立能楽堂です。

良かったら一緒に観に行ってみませんか?

★第23回 加藤眞悟『明之会』国立能楽堂
令和3年9月19日(日)14時〜17時20分頃
・S席 https://bit.ly/3kXCK5b
・A席 https://bit.ly/3l4uoZP
・B席 https://bit.ly/3BMLfXz
→ チケット購入で高ポイントが貯まります。一緒に観にいきませんか?

★第23回 加藤眞悟『明之会』国立能楽堂
・オンライン配信(10月配信予定) https://bit.ly/3jL797w
→ 当日行けない方は、後日のオンライン配信で是非!

★能楽体験講座『鶴亀』を謡ってみよう!
・令和3年10月期 https://bit.ly/3DP5EgJ
→ これおすすめです!全5回・限定5名の人気講座!是非体験してみてほしいです!私もここから始めました!


 

■出演情報■

Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2021 共催
あしおとでドラマするビジュアルパフォーマンス

メッセンジャーと呼ばれる、普段は障がい施設で働く彼らの、ダンスと音楽の才能をご存知でしょうか?
アートの力であなたの感覚を開いていきませんか?
小学生以上のご参加が可能です。
このイベントにタブラで参加します。

<詳細お申し込み>
→ https://bit.ly/2WZnOeZ

<開催日時>
ワークショップ 9月26日、10月3日、10月10日、10月17日(日)
公演(作品発表) 10月17日(日)