2022年2月19日(土)14時開演 マスミ・スペースMURO
サントゥール(インド百弦琴)宮下節雄 と タブラ(インド打楽器)指原一登による 北インド古典音楽
天から降り注いだかのような サントゥールの音色は、感覚器官を開き解放してくれるような幸福感に満ちた響きを持ってメロディーを紡ぎ、その音楽は、まるで私たち生命(いのち)の大いなる旅路と繋がっていく一期一会の音楽となります。
古代インドの世界観を表現したインド音楽と、遥か古代縄文世界から私たちのDNAに刻まれた記憶が、意外な繋がりをみせるひとときの旅へと出かけましょう。
その先に見えるものとは・・・
スペシャルゲストに、書家の吉田美佐子さんを迎えてお送りいたします。
吉田美佐子さんは、「墨のカタチ」を通して、いにしえから脈々と流れる水(いのち)を表現されているアーティストです。
変化の時代、壬寅の2022年、呼吸する和紙の奇跡の空間で、それぞれの内なる感覚を解放して、この一年を力強く始動して参りましょう。
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【インド古典音楽】
北インド古典音楽は、曼荼羅の世界観を表現した音楽です。
「ラーガ」と呼ばれる旋律(空間)と、「ターラ」と呼ばれるリズム(時間)の絡み合いによって、螺旋を描きながら徐々に上昇し描かれる、壮大な音曼荼羅です。
音楽はまず、サントゥールの旋律のみの独奏によって、曲の色彩と世界観が描かれ進行していきます。
続いてタブラのリズムが加わり、音楽が大きな円を描きながらゆっくりと周回しはじめます。
やがて周回速度を上げながらクライマックスへと向かい、極まっていきます。
演奏はすべて即興で繰り広げられます。
そのため、会場の雰囲気なども含めその場の要素すべてが色濃く音楽に反映され、全く同じ演奏というのは2度とありません。
天から降り注いだかのような サントゥールの音色は、感覚器官を開き解放してくれるような幸福感に満ちたメロディーを紡ぎます。
そして胎動のうねりような タブラの音色は、繰り返していく年月や繰り返す輪廻のように、サイクルを描きながらリズムを刻みます。
その音楽は、まるで人生を旅するかのような、また人の一生を超えた私たち生命(いのち)の大いなる旅路と繋がっていくような、一期一会の音楽となります。
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【マスミ・スペースMURO】
スペースMUROは、呼吸する和紙の間。
その昔、漆を塗った表装具を乾燥させるために使われていた室(むろ)をリニューアルした空間です。
壁面には、あたたかみのある土佐の楮紙を贅沢に張り重ねた仕上げが施されています。
以前はどんよりと氣の滞っていた室だったところに、日の光を取り入れ、呼吸する和紙の持つ力を最大限に生かしたことで、凛とした氣の通る奇跡の空間に生まれ変わりました。
また、アコースティックな音響としては、他で得られないほど自然で上質な音が得られる空間にもなっています。
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【お客様の声】(以前の公演から)
・風景が次から次へと浮かんで、まるで旅をしているようなひとときだった。
・よい氣を肌で沢山浴びた。
・非日常空間の中で、とても癒される音楽だった。
・サントゥールとタブラの音が綺麗に重なって気持ちよかった。
・たまに演奏者2人が目を合わせて一瞬だけニコっとするところがたまらなかった。
・アイコンタクトや息で合わせて即興演奏を繰り広げているライブの臨場感に感動した。
【奏者プロフィール】
◎宮下節雄(ジミー宮下)
サントゥール奏者
ミュージック セラピスト
1955年2月27日 鹿児島 出水市生まれ。
1992年より、インド・ムンバイにて世界的サントゥール奏者で 人間国宝の PT.シブ・クマール・シャルマ氏に師事する。NHKはじめ国内・インドでのTV・ラジオ出演多数。「天空の音雫」はじめヒーリングCDリリース多数。
2005年3月インド・ヴァラナシの「ドゥルパッド・メーラ音楽祭」と「アシュトシュ・バタチャリア追悼コンサート」に出演、現地で新聞等メディアでも取り上げられ高い評価を得る。
又、2006年1月ドゥルパドシンガー グンデチャブラザーズ主催でインド・ボパールで開催された「プルティ・ シュルティ音楽祭」にて、ベスト・パーフォーマーの評価を得る。
2008年3月ヴァラナシでのバイジュ・バーブラ サンギート・ サマローハ音楽祭にて、インド古典音楽への貢献を讃えられ受賞する。
タブラの巨匠ザキール・フセインの高弟タイ・バホー、シルク・ド・ソレイユの歌姫ジーナ・サラ 他世界的一流アーティストとの共演も多数。
水の神の歌「バルナギータ」、 アンビエントトランスバンド「Makyo」で活躍。
2010年 ポルトガルBOOM Festivalに出演。
2013年 セレンディピティユニ結成 全国をツアーで巡る。「ゆだね」をはじめ 4枚のCDリリース。
2016年にエレクトロ アンビエント サントゥール ユニット「Crystal Nada」結成。1st CD「PRASAD」リリース。
岐阜を拠点に日本・インドを中心に国内外で精力的に演奏活動を 行い「インド古典音楽センター・沙羅双樹」にて後進の指導を行う。
インド古典音楽・舞踊の祭典「サンギート・メーラ」を17年岐阜 洞戸で主催 開催。
★2017年 1月 インドのメディアサイト
“ BETTER INDIA “より
『世界で活躍する外国人インド古典音楽家8名』
に選出される。
http://www.thebetterindia.com/81965/foreigners-indian-classical-music/
2018年、2019 年、インド・リシケシで開催された
インターナショナル・ヨガ・フェスティバルに招待演奏。表彰される。
2019年、Bali Spilit Festivalに招待演奏。
Website:http://www.santoormiyashita.com/
◎指原一登(さしはらかずと)
Kazuto Sashihara / Tabla Player
タブラ奏者。HEAT bEAT MUSIC 主宰。
2002年に、インド・ラジャスターンにてタブラを始め、2008年より、世界的タブラ奏者である Pt.Anindo Chatterjee、Sri Anubrata Chatterjee 両氏に師事。
2018年、インド音楽の師弟継承の伝統の中でも最も大きな意味を持つとされ、師弟の証である、 “Ganda” と呼ばれる紐を、師 Pt.Anindo Chatterjee より授かる。
インド音楽演奏家として、インド人音楽家・舞踊家と多数共演。アリ・カクバル・カーン生誕98年祭出演をはじめ、インド本国でも積極的な演奏活動を展開している。
また、2014年にHEAT bEAT MUSICを設立。
日本でのインド音楽普及、教育環境整備のため、インド人アーティストの来日招聘を精力的に企画・開催し、コンサートのみならず、ワークショップや短期集中講座等、オープンに学べる機会の創出に努めている。
2019年には、武蔵野文化事業団、兄弟弟子を始め多くの関係者の協力を得て、師 Pt. Anindo Chatterjee の招聘来日を実現。
公演・ワークショップは大成功をおさめ、日本での普及に確信を得る。
インド、パキスタン各国大使館で演奏。日本テレビ「シューイチ」他、TV・ラジオ番組等出演、雑誌掲載など多数。
HEAT bEAT MUSIC タブラ教室を運営するほか、グローバル・インディアン・インターナショナル・スクール、江戸川印度文化センター、よみうりカルチャー等、各施設でもタブラ講師を務める。
近年ますます増加する在インド人子弟達への文化継承にも力を入れている。
Website:https://kazutosashihara.com
EC site:https://tsuku2.jp/heatbeat-tabla
◎吉田美佐子(よしだみさこ)
書家
『墨のカタチ』
いにしえより絶えることなく
すべてのいのちをふるふ水
ゆかりの地より湧き出づる水と墨をあわせ
ときには山や野の草を筆に
墨のカタチをここに結ぶ
・福岡県生まれ 東京都在住
・日本、中国の書の古典を臨書、現代詩文で作品制作
・身に纏う『墨のカタチ』墨染め作品制作
・近年は縄文時代の文字と伝えられるヲシテ文字の作品をつくり、書を楽しむワークショップを行う。
・サンマリノ神社 玉崎神社
妙心寺如是院等 奉納
・大瀧神社千三百年大祭記念展展示(マスミ東京)
・語り、大鼓、アーティストとLIVEコラボ
・各地ギャラリーにて個展開催
・CD及び商品ロゴ、題字制作
・2015年1月より【うるなみ】として次世代にイノチをつなぐ在来種、固定種のたねが入った《たねもりのたねまもり》を制作
https://www.facebook.com/書–吉田美佐子-1473035163009598/