Pandit Subhankar Banerjee
とてもショックです。
タブラの巨匠シュバンカル・ベナルジーさんが、8/25午後1:10にコロナウイルス感染により亡くなったとの訃報が届きました。
シュバンカルさんは、インドでも最も多忙を極めるタブラ奏者の一人でした。
音楽シーズンのコルカタでは、氏のいない音楽祭はあり得ないというほどの人気があり出演されていました。
1日に2公演、3公演もこなしていることもありましたが、いつ聴いてもその演奏は超一流に冴えていて、一体どれほどの氣力と体力と精神力があるのか?まさに超人だと思っていた程でした。
パワフルさと歌心と知的でユニークな音楽性を全て兼ね備えた、唯一無二の存在として、ソリストとしてはもちろん、伴奏者としてのメロディ奏者からの信頼は絶大でした。
武蔵野公会堂での来日公演にも伺いました。すごくスウィートな音楽を奏でていたのに、終演後にお会いしたらプロレスラーのように立派な身体をしていたので驚いたのを覚えています。
コルカタでも演奏後のステージで何度かご挨拶させていただきましたが、とても大きなオーラをまとった方でした。
54歳ということです。円熟期に入ってこれから益々インド音楽界を牽引していくという存在でした。
こんなに強靭でエネルギッシュで偉大なタブラ奏者がコロナで亡くなるんて、本当に信じられない氣持ちでいっぱいです。
心よりご冥福をお祈りいたします🙏