来日中のタブラ奏者スロジャト・ロイのこと、タブラのこと


With young maestro

Spent really great time with young maestro of Tabla dear Surojato Roy. Really respectful to his scientific view and approach on Tabla and attitude how deeply understand music.

インドから来日中のスロジャトと素晴らしく濃密な時間を過ごしました。


タブラについて深い話が出来る喜び

一般的な伝承方法だけではどうしても抜け落ちてしまう基礎的なことというのは実際あります。特に我々外国人の側からは見えない(極めて見えにくい)ダークサイドというものも存在します。そのダークサイドに氣づくこと、抜け出ること、また抜け落ちたものを突き止めることというのは一人では不可能なことです。

そもそもインド音楽の歴史と比較するとタブラはとても新しい楽器です。せいぜい200〜300年程度の歴史と言われています。しかも一子相伝だった世界から一般に解放され伝承され始めてからは、まだ実は一世紀も経っていない。彼の師匠の師匠(また僕の師匠の師匠でもある)Pandit Jnan Prakash Ghosh ji がそのパイオニアです。そこからタブラが爆発的に広まって現在に至っています。

そういう歴史的な視点も踏まえて、彼は、科学的で分析的な視点で、この楽器そして音楽をリサーチしようとしています。つまり些細な点の一つ一つまで、いかに重要な意味を持つかということを説明出来るし、またしようとしています。

何より素晴らしいのは、彼はそういうことを快く人にもシェア出来るということです。

本当に人生捧げてこの音楽に取り組もうという人が、ダークサイドに陥らず真っ直ぐ学んでいける環境を日本に作りたい。そんな話も海外での知見・経験の豊富な彼とシェアすることが出来ました。

ここで紹介出来ることはほんの一部ですが、彼から学べることは非常に大きい。ほんの数時間でしたが貴重な学びの時間でした。そして同時に、自分が進んでいる過程もまた間違っていないという確信も深めることが出来ました。


今回の彼の来日公演はあと2つだそうなので、ご都合のつく方は是非お運びください!

9/20(金) with Swaminathan Selvaganesh

https://www.facebook.com/events/1301872249982320/

9/22(日) with La Senas

https://www.facebook.com/events/636651173491392/