
『タブラと姿勢』①目的が定まっているか
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目的が定まっているか
目的にぴしっと心が定まっていると、人間は安定して能力を最大限に発揮できる。
「指月の譬」
いまやるべきことを知る。そして、いまやるべきことをやる。
大前提として
まず、
頭でわかっただけでは、わかったとはいえない
学びながら日々実践
次回は、『タブラと姿勢』その実践について書いていきたいと思います。
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目的にぴしっと心が定まっていると、人間は安定して能力を最大限に発揮できる。
いまやるべきことを知る。そして、いまやるべきことをやる。
まず、
次回は、『タブラと姿勢』その実践について書いていきたいと思います。
☆両日共にご予約予定枚数を完売いたしました。
日時:2017年4月10日(月)・11日(火) 18:00開場/19:00開演
出演:
主催・問:
http://www.atsukathak.com ・ マンダラ南青山 03-5474-0411
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残すところあと僅かとなりました。
キールタンコンサートに出演します。
【問合せ】クンダリーニヨガ
キールタンに馴染みのある方には、有名なキールタンアーティストの初来日ということで貴重な機会になると思います。
”キールタンとは、インドの賛美歌を集う人全員で歌い、その音と波動に瞑想します。サットキリンは、インドで多くのキールタンマスターより神聖な言葉をシャバッドと呼ばれる音楽に乗せ歌う深い瞑想法を学びました。音楽及び神聖な音として知られるナードヨーガを通じて人類の意識を高める為、ニューヨークで40年以上キールタンアーティストとして活躍してきました。”
〜クンダリーニヨガ 東京HPより
と書かれていますが、瞑想やスピリチュアルに特に興味がなくても、誰でもシンプルにリラックスして聴ける音楽であるので、ぜひお気軽にご参加ください。
個人的に感じていたキールタンの”謎”について少し書いてみました。
なにが”謎”なのかというと、今までインドと関わってきた中で、キールタンというものには触れたことがなかったからです。
インド音楽から「キールタン」というキーワードにはなかなか触れる機会がありませんでした。
キールタン広く宗教歌のことを指すらしいとある時聞きました。
でも宗教歌としてはバジャンという歌が歌われているのは知っていましたが、キールタンという言葉はインドではなく日本で知りました。
そして「キールタン」と言っても色々あるようですが、まるでインドと関係のない西洋音楽もキールタンと呼ばれていたりして、実際かなり混乱していました。
そういうわけで”謎”に思っていたのですが、その”謎”の原因をまとめてみると次の二つの点に集約されました。
謎①:インド発祥というのに、なぜアメリカ経由なのだろう?
謎②:インド発祥というのに、なぜ音楽的にはインド音楽ではなく、西洋音楽なのだろう?
*
インド音楽の習得は、言語の習得に似ています。教科書で単語や文法を覚えただけではコミュニケート出来ず、本当の音の出し方、使い方、その意味やそれによって何を生み出すかなどは、師弟の強い関係性を通して得た体験でしか習得できないからです。ちなみに、その習得に当たっては人の一生では足りないとすら言われています。音楽それ自体が一生の目的となるのです。
*
一方、ナードヨガは、気づきを得ていくというクンダリーニヨガの目的を達成していくための方法であり、キールタンはそのツールであると見た場合、音楽性や音楽それ自体が問題になるのではなく、言葉と、音を出すという行為自体が問題となってくるとみることが出来ます。
目的や意図を伝えるためには、受け手の言語で伝える必要があるということです。アメリカでは、パンジャーブ語ではなく英語で伝えなければ伝わりません。今回調べた資料も全部英語の記述です。同様に伝える相手に分かりやすい音楽で表現する、というところに繋がったのではないかと思うのです。
実際のところどうなのかは、もう少し深く知りたいと思っているところです。
**
音楽を演奏する、歌の伴奏をするということは、その背景までよく理解していないと、本当の意味では出来ない。これは先のマリナ・アーマードさんのツアーでも良く思い知ったことです。
背景にあることが色々飲み込めていないと、底の浅い薄っぺらなものになってしまう。
*
書いておいたことで、また新たな疑問も生まれてきたので、今まで触れたことのない世界、シークのことも探求してみるいい機会だなと思っています。
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撮影:泉山美代子
来日ツアーから早一ヶ月近くが経ってしまいましたが、
ご来場いただきました皆様どうもありがとうございました。
ツアー企画のサチコさん、本当にお疲れさまでした。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
また、沢山の方々のお力添えでツアーが実現できたことに感謝いたします。
*
マリナジーと、公演についての紹介はこちらにまとめています。
http://kazutosashihara.com/archives/482
撮影:泉山美代子
2016年9月3日(土)蓮田・慶福寺
撮影:泉山美代子
2016年9月4日(日)練馬・練馬区役所
マリナジーとお会いするのも、共演させていただくのも今回初めてでした。
公演は3本、8月末のリハーサルからたった2週間弱のツアーでしたが、とにかく毎日可能な限り、押しかけるように練習に伺いました。
それというのも、この機会にとにかく学べるものは学べるだけ学び、吸収できるものは吸収できるだけ吸収したいという思いがあったからです。
それから、インド古典声楽のステージをインド古典声楽のステージとして成り立たせるためには、そもそも2週間では全然足りないという認識がありました。
声楽は、ヴォーカルが主導権を握っているといっても、演奏自体を全てコントロールすることは出来ません。ヴォーカルにとっての伴奏とは、何も考えず一切の心配もいらない信頼の置けるものでなければ、良いステージ・良いパフォーマンスなど不可能だからです。
それは彼女も言っていました。ムンバイやバングラデシュでも、信頼の置けるタブラ奏者を呼んで2ヶ月くらい毎日練習したりしていたと。
撮影:泉山美代子
とにかく声楽の伴奏で重要なのは(もちろん声楽に限らずですが、とりわけ)、正確な音と正確なリズム、正確でクリアな「テカ」です。
※「テカ」… リズムサイクルの基本となるフレーズ
「明確に」それは今回最大の目標としていたことですが、それでも「明確に」「明確に」と何度も指摘を受けました。
それは、ただ音やフレーズの話だけではありませんでした。リズムサイクルの中にある同じ音やフレーズでも、方向性や、アクセントや欲しいニュアンスが違っていて、それは言葉には出来ないけれど、彼女自身は欲しい音のイメージを持っているのです。
練習の途中で何度も、彼女がインドに電話をかけ、信頼する馴染みのタブラ奏者に聞いてアドバイスを求めたり、実際に見本を演奏してみせてもらったりしました。
(今の時代、どこでもすぐ電話・ビデオ通話が当たりまえで、メッセージとかでなく手っ取り早く電話!が何しろインド流です。。)
撮影:泉山美代子
彼女の大きな特徴として、Sufi KalamというSufiの詩を歌う、ということがあります。
Sufi とは、自我を排除し、愛と献身を伴う直接的な行い(修行)の中で真実を見出そうとする思想です。学術的には諸説あるのかもしれませんが、音楽を通して見出そうというのはそういうことだそうです。
彼女の歌う古典曲の詩もそうですし、その他様々なスタイルの曲もSufiの詩です。
そもそも歌を知らなければ演奏なんてできない。全くそういう世界です。
マリナジーの知人のタブラ奏者に助けてもらいながら練習を重ねましたが、形だけなぞっても、本番でヴォーカリストの要求が読みきれない瞬間もありました。
とにかく通いつめて教わったこと
それは「学ぶ」ということがどういうことか、ということです。
それは決して師弟関係という美しい有り様についてだけでなく、それ以上にもっともっと貪欲で泥臭いものであるということです。
彼女がどれだけの困難や絶望を乗り越えて、それでも生き残り、今まだ音楽を貪欲に学び続けているか、また彼女の師匠であるパンディット・ジャスラジがどれだけ困難な幼少期を経て音楽を学んできたか、それらを本当に理解できるわけなどありませんが、その一端のお話を色々と聴かせてくれました。
「学ぶ」という行為は「学び続ける」という終わりのない献身であり、人生を捧げること。そこには究極的には誰にも介入はできないし、誰とも同行したり共有できるようなものでもない。
学んでいる過程というのは、孵化する前のサナギのようなもの。
とても無防備で危険にさらされている状態でもある。
妨害する人間も悪くいう人間もいる。
だから「学び続ける」ためには本当に賢くならないといけない。
「カズト、もっともっと学びなさい」
チョーさんの言葉と同じものだ。
本当に学んでいくためにはもっと賢くなれ!
いよいよ今週末に迫っています。
今回のライブは、10/14(金)、15(土)の2公演のみ。
そしてグループレッスンが、10/10(祝)、11(火)の2本です。
※残席わずか!10/10 が2席、10/11 が1席のみとなりました
非常に限られた機会になってしまいますが、ぜひチョーさんの音・音楽を、どこかで実際に体感してほしいと思います。
音楽は、体験することでしかやっぱり伝わりません。
恒例となりつつある「インド音楽トーク&ライブ」
今回はナビゲーターのサラーム海上氏の友人でもあるチョーさんの
スペシャルバージョンで開催
日本を代表するカレー&スパイス伝道師 渡辺玲氏とささやカフェによる
ヴィーガンインド料理付きのスペシャルライブ
※残席わずか!10/10 が2席、10/11 が1席のみとなりました
チョーさん来日に合わせて、今回も特別にグループレッスンを開催!
タブラは言葉。最も重要なことは「本来の音」を知り「音の出し方」を知ること
チョーさんのお手本を実際に間近で聴いて見て学べます
ネイティヴでありながら、丁寧でユニークな指導が出来るのもチョーさんならではのものです
この点は、本当に他の誰にも真似できない凄いところです
Category : BLOG , HEAT bEAT MUSIC , NEWS , SCHEDULE
いよいよ今週末にはチョーさんが再来日します!
今回の来日では、ライブが2本、グループレッスンが2本のみとなっています。
どの公演も、一味違った魅力で楽しめますのでどうぞお見逃しなく!
詳細:http://tablatablatabla.wixsite.com/japantour
恒例となりつつある「インド音楽トーク&ライブ」
今回はナビゲーターのサラーム海上氏の友人でもあるチョーさんの
スペシャルバージョンで開催
日本を代表するカレー&スパイス伝道師 渡辺玲氏とささやカフェによる
ヴィーガンインド料理付きのスペシャルライブ
※残席わずか!10/10 が2席、10/11 が1席のみとなりました!
チョーさん来日に合わせて、今回も特別にグループレッスンを開催!
タブラは言葉。最も重要なことは「本来の音」を知り「音の出し方」を知ること
チョーさんのお手本を実際に間近で聴いて見て学べます
ネイティヴでありながら、丁寧でユニークな指導が出来るのもチョーさんならではのものです
ツアー日程が全て終了しました。ディプトニルと企画の木村さんも無事にインドに帰国されたようです。
撮影:松尾義正
ツアー企画の木村さんからお話をいただいてから約半年、今回は企画主催を2本、その他公演のタブラ伴奏を含め4本でディプトニルと共演させていただきました。
HEAT bEAT MUSIC 主催公演では、沢山の方々にご協力いただき開催を実現することができました。
ディプトニルが来日してから1ヶ月。
名古屋・大阪公演で東京にいない期間以外は、練習、共演、ワークショップ、打ち合わせ、または公演スタッフとして手伝うなど、ほぼ毎日会って接していました。
過当競争社会、バブル期の現在のインドで、とりわけ彼のような若い世代では、エゴや自己主張が前面に出てくるケースも目立ちますが、そういうのは彼の性分ではないようです。とても稀有な人材でもありますが、それはまた師匠から受け継いだ態度でもあると言っていました。
今回のツアーでは、彼の実力とその音楽の魅力を、全身の細胞レベルで感じていました。
「とにかく学びたい。」
来日前、そして来日してからもそれを伝え続けました。
彼が、タブラ奏者でもある父を持っていたことも、僕にとっては幸運でした。公演の映像を見た父・オシム氏から、電話で具体的アドバイスをいただいたりすることもありました。
それも含めて全てが彼の音楽です。
ぜひ再来日も実現出来たらと思っています。
ツアー企画というのは並大抵のことではありません。木村吉寛さん、本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございました!
木村さんは現在留学生としてインドに渡り、ディプトニルの父であるオシム氏に師事し、住み込みでシタールの研鑽に励んでいる人です。そんな王道・正道の環境で音楽の修行に打ち込む、これほど正しい学び方はありません。
羨ましい環境だなと思いもしますが、遠回りでも、自分は自分で通って来た道があるからこそ、今気付けていること、巡り会えていることがあるわけです。
とにかく、今回いただいた機会と得られた経験には感謝しかありません。
チョーさんには、6月の来日時からコーチングを受け、タブラに関するあらゆることを基本から見直してきました。
もちろんまだまだその過程の途中ですが、今回のディプトニルとの公演に当たっても、チョーさんのコーチングがなければ、とても無理だったと思います。
これは前提として認識する必要のあることですが、ディプトニルのように伝統的で正統な環境の中で育ってきた本物のインド音楽奏者と、本当の意味で対等に渡り合うには、とても一代では不可能、何世代かを要するようなレベルの話です。
それでも今回目標としたのは、彼の音楽を彼の音楽として成り立たせる伴奏をするために、最低限何がクリアできなければならないのか、とにかくそこだけに特化し集中して準備をすること。
音楽が成立するギリギリのところまで、捨てられるもの一切を捨て切ること。選択と集中をどこまで突き詰められるかの勝負でした。
その上で、なんとしてでも音楽を成立させるために必死で食らいついていくこと。
実際、彼の演奏のやわらかさ、スピード、音の深さ、緩急や展開の縦横無尽さ、といったものには羽がついているようで、決して決めておいたり固定しておけるようなものではなく、ついていくのは相当なことでした。
余計なものを捨てきれずに身重の状態ではとても無理です。
それでも、練習中や演奏中にも、捨てたはずの欲や誘惑が何度も襲ってくるのがわかりました。その度にチョーさんの言葉を思い出していました。
それは「○○しろ」ではなく「○○してはいけない」というものでした。
一見、制約を加え縛り付けるようなものに聞こえますが、実際には、演奏中の様々な瞬間に応用できるものだということを、感覚として確認することが出来ました。
**
はじめから王道・正道を歩み、学び、成長できる幸運な人というのは、そうそういるものではないと思いますが、
僕の場合は、散々に紆余曲折を経ながらも、なお、今日ここにいる、チョーさんはその大恩人なのです。
今回は、10/14,15の2公演のみ。そしてグループレッスンが、10/10,11の2つのみです。
非常に限られた機会になってしまいますが、ぜひどこかでチョーさんの音、音楽を実際に体感してほしいと思います。
音楽は、体験することでしかやっぱり伝わりません。
@Noenoe photography
@Noenoe photography
表参道にあるヨガスタジオ「nida」が、今回のディプトニル来日ツアーでは2公演主催されています。
そのうちの一つ、9/24(土)の公演でタブラの伴奏をします。
【日時】
2016年9月24日(土)19:00〜(開場18:3
【会場】nida
渋谷区渋谷4-3-17
(渋谷駅より徒歩12分,表参道駅B1出口より徒歩8分
【プログラム・出演者】
Ⅰ部:シタール演奏(木村吉寛)
Ⅱ部:サロード演奏(ディプトニル)
タブラとともに(第1回:石田紫織,第2回:指原一
Ⅲ部:トーク,Q&A
【料金】
前売:3,500円(税込)
当日:4,000円(税込)
【お申し込み・お支払い】
nidaのウェブサイト上からご予約いただけます。
その際,ご希望の人数分の枠をご予約下さいませ。
あるいは,nidayoga@gmail.comまで,
タイトルに「ディプトニル公演申し込み」と明記の上,
お名前,お電話番号,メールアドレス,ご希望の日付とご
代金は,銀行振込でお願いいたします。(当日は現金のみ
お申し込み受付後,折り返し振込先をお知らせいたします
【キャンセル】
10日前まで全額,4日前まで半額を返金いたします(手
3日前以降の返金はできませんので,ご承知おきください
小さな会場での臨場感あふれる演奏会です。
一人でも多くの方にお楽しみいただけますよう,ご理解・
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@Noenoe photography
音楽は、どこかに書いてあったり、初めにノートに書き写したりするものではない。
よく聴いて、よく見て、よく感じて、まずやってみる。
知識は重要ではあるけれど、それが先にあるのではなく、まず「その音」を出すこと。
@Noenoe photography
タブラの持つそれぞれのボル(音)のキャラクターを知ることから始まり(ここは非常に面白い部分でもありました)、それらの音の連なりが綺麗な「テカ」を生み出すということを、実際にメロディーに合わせて演奏してみることで体感。
※「テカ」… 基本となるリズムフレーズ
また、メロディー奏者にとってタブラの何が大事なのか、どういうアプローチが欲しいのか、同じフレーズを叩きながらどういう風に変化をつけるか、などを一人一人実践してみることで、具体的に体感していきました。
テンポを変えながら、最後には、少しタブラソロのフレーズも加えて、より演奏の実践的な感覚に触れていきました。
@Noenoe photography
バランス。
そのための基礎練習だと。
ものすごく繊細なサロードの響きに間近で触れ、そして、様々なメロディーの変化に合わせてアドバイスをもらいながらタブラを叩けるという機会は、やはり非常に貴重なものになったのではないでしょうか。
ご参加の皆様はありがとうございました。
@Noenoe photography
残り僅かになって参りました。
ディプトニルの演奏は、その人格同様、謙虚で思慮深く愛情に溢れたものです。
高度成長でイケイケの現代インドにありがちな、奇をてらったり、派手なパフォーマンスに偏るといったことはありません。
スウィートで繊細かつ力強くダイナミックな演奏。その振れ幅はとても大きく、インド音楽、サロード演奏の真髄を見せてくれるものであることは間違いありません。
その彼の伴奏が週末にかけて続きます。僕にとっては本当に山場です。
でもこんなに幸せな山場もありません。
ぜひともお越しいただければと思います。
▽9/22(木祝) 大塚・マスミ公演
『追悼 師ヴィドゥーシ・アミナ・ペレナ』
※ディプトニルの来日直前に亡くなられた、師アミナ・ペレナさんに捧げる追悼公演として大事に準備しています。ディプトニルが一番長い時間を近くで過ごした師匠でした。とても慈悲深く愛情に溢れた人で、彼の演奏に大きな影響を与えている方だそうです。
▽9/24(土) 表参道・Nida Yoga公演
【お申し込み・お支払い】
nidaのウェブサイト上からご予約いただけます。
その際,ご希望の人数分の枠をご予約下さいませ。
あるいは,nidayoga@gmail.comまで,
タイトルに「ディプトニル公演申し込み」と明記の上,
お名前,お電話番号,メールアドレス,ご希望の日付とご
代金は,銀行振込でお願いいたします。(当日は現金のみ
お申し込み受付後,折り返し振込先をお知らせいたします
【キャンセル】
10日前まで全額,4日前まで半額を返金いたします(手
3日前以降の返金はできませんので,ご承知おきください
小さな会場での臨場感あふれる演奏会です。
一人でも多くの方にお楽しみいただけますよう,ご理解・
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U-zhaanが聞く!Zakir Hussainインタビュー
インタビューを読んでの私見です。
このインタビューからは読み取れる。
実は君が初めて私のレッスンに来たときも、正直なところタブラをずっと続けていくとは思っていなかったんだ。たまたま今はタブラに興味があるみたいだけれど、まあそのうちやめてしまうんじゃないかな、と感じていた。そういう人はいっぱいいるからね。
もちろん、ザキールジーが意地悪で言っているわけではないことは、その後の発言からも分かる。
重なっていて、普通は自分が見えている層しか見えない。
日本人は、とか外国人は、とかいう括りは、真理としては本当は正しくない。
だけど、その括りを超えられるかどうかは、この認識からスタート出来るかどうか次第だ。
そうでなければ、間違った層をぐるぐると回り続けているだけで、一生近づけることもない。
前にも書いたことがあるけど、こういう認識は全くネガティブなことではない。
むしろ、お花畑ではない現実世界を、どう生きるかというプロセスにすぎない。
自分がどこにいて、どこを歩いていくのか。
以前Facebookに、NYの兄弟弟子の動画をシェアして投稿した内容
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『本当の知識と智慧は、師との繋がりが生まれた時に初めて得ることができる。 師匠から得られるフレーバー、それを「タリーム」という。』
Pt. Anindo Chatterjeeこれが全て。これが得られなければ、その伝統の延長線上にはいないということ。。
ずっと考えてはいるけれど、そこまで辿り着くということは、自分自身の現状から見れば、正直とてつもなく遠く困難なものにも見える。。
NYに住む兄弟弟子は、NYに師匠の学校を創り、毎年数ヶ月間招聘することによって、「タリーム」を得ることと、その機会を人とシェアしていくことを実現している。
数年前に彼から初めて学校のことを聞いたときは、師匠を数ヶ月も独占するために学校をやるなんて、強欲だしなんて自己主張が強いんだろうと正直思ってしまったことを覚えている。
でもこれは、今ディプトニル来日に際して触れている、かつてアメリカ人が、アリ・アクバル・カーンをカリフォルニアに引き留めることに成功したこととリンクして見えてくる。
アメリカ人と一括りにしてはいけないかもしれないけど、師であれ何であれ、お上に盲目的に従うことを美徳としがちな日本人が見習うべきことが、ここには確かにあるのではないかと思う。
インド音楽がこの国で発展しない理由も見えてくる。
本質は自分で取りに行く。
本当の学びとはそういうことだ。
賢明な師はそれを認め智慧をシェアする。