[VIDEO] インド音楽の真髄!オニンド・チャタルジー初の来日タブラソロ公演 2019

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[VIDEO] インド音楽の真髄!オニンド・チャタルジー初の来日タブラソロ公演 2019

2019年6月に実現した、タブラの神様オニンド・チャタルジー師匠の13年ぶりとなった来日、そして日本では初めてとなったタブラソロ公演の演奏を収めた映像です。

師匠の来日中は、ずっとお供としてつきっきりでした。これほど師匠と近くにいられたことは、これ以上ない経験でした。

公演内容も、僕自身これほど歓喜に溢れたタブラソロは今までに経験したことがない!というほどの素晴らしいものでした。

オニンド師匠自身も、会場の雰囲気と日本の観客のレスポンスの良さに「今日はとてもいいムードだった」というほどの会心の演奏。

サーランギー伴奏は、日本人でありながらインド・ムンバイに在住・第一線で活躍する(コレものすごいことです)ナカガワユウジさん。

是非ご覧ください!



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アリアクバルカーン生誕98周年記念コンサートに出演します!


日本だけでなく、アメリカなど海外でもコロナの影響でコンサートなどのイベントがキャンセルされています。

外国人の入国禁止措置が取られる発表があるなど混迷を深めています。

それによってインド人ミュージシャンの渡米のスケジュールも次々とキャンセルされています。師匠の予定もまた然りです。

そんな中インドでは、新聞などニュースでの報道は毎日されているようですが、街中ではマスクをしている人をちらほら見かける以外大きな混乱は見られません。

人々と話をしていても、不要にパニックに陥ったり怖がったりせず、比較的冷静に捉えている人が多いように思います。

日常生活で差別的な扱いを受けたなどの経験もここコルカタでは特にありません。

ただ、国際線の空港では、昨日フランスからデリーに到着したフランス人の兄弟弟子が、入国できずそのまま本国に送還されたと聞きました。

インドへの入国が3月13日から事実上禁止になるとのニュースを見ましたが、11日の時点で既に処置が取られはじめていることになります。

日々状況が変わるので帰国まで新しい情報に注視していく必要があります。

取れたばかりの5年のビザも帰国後は無効です。。

一定期間後再び有効になるそうです(在インド日本大使館3/11更新)

→→その後、上の決定はインド政府より再度取り消しがありました。

とりあえず手洗いうがいだけは心掛けています。


さて、そんな状況ですが、インド国内でのコンサートは全て予定通り開催されています。

→ その後政府からイベントやコンサート等の中止要請が出ていることが分かり、今後のコンサート等は中止・延期になっていくようです。(3/13更新)

そして、3月15日にコルカタで開催される「アリアクバルカーン生誕98周年記念コンサート」に出演させていただけることになりました。

本場インドの、しかも音楽の中心地のひとつであるコルカタで、マイハール流派の家元アーシシュカーン音楽学校主催のコンサートです。

演奏は、この音楽学校で講師も務める、お馴染みのディプトニルと一緒に演ります。

出演時間は、18:30-19:30 (日本時間22:00-23:00)

画像にタイムスケジュールが載っています。

この日のために、オニンドチャタルジー師匠がタブラを貸してくださいました。

心して演奏したいと思います。

もしコルカタにいらっしゃる方がいましたら、入場無料ですので是非お越し下さい。


まもなく帰国します。

大変な時期ですが、どうぞ心穏やかにお過ごしください🙏


※先日コルカタ郊外のチャクダーでの演奏の様子

FacebookやInstagramでもインドの写真など更新しています。良かったら是非ご覧ください。

YouTubeチャンネルでも動画を更新中です。



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それはあなたの道ですか


約束

2019年3月、コルカタへ行ってきました。

最大の目的は、師匠に会い、師匠の前に自分を置き、この芸の道において師匠と交わした約束を、果たして守り続けていられているだろうか、ということを確認するためです。

これは生涯変わることがない約束。変わることがないということは、それが変わらずに守られている状態であり続けるための、絶えまない努力が必要ということです。

それは一見してとても厳しく見えるかもしれません。

*

今回の渡印中、いつものようにレッスンのため師匠宅に向かう途中で、ふと不思議な感覚に包まれました。

自分を取り囲み関わるすべての人が、自分をサポートし道の先へ連れて行ってくれているような不思議な感覚でした。それは、師匠をはじめ皆が手を引いて目的の地へ連れて行ってくれているようでした。言われようもない至福感と同時に、「自分が」努力して頑張っているつもりになっているだろうが決して「お前が」ではないのだよ、と天に言われているような感じもしました。

確かに、かつての自分とは違うところを歩いている実感はあります。でも、しばらくはこの体験が何であるか受け止めかねていました。

いま分かるのは「約束の道を歩いている限り」というのが絶対条件であるということです。

道を外れるのはあまりにも簡単なこと、あまりにも呆気ないことです。

一方で、道を歩いていけることというのはあまりにも幸せなことです。


95%

「学ぶ上で師が出来ることは5%、残りの95%は弟子次第だ」

と、昨年7月のGanda-Bandhan(ガンダバンダン)の儀式 のときに、師匠が口にした言葉です。

「道を歩いている限り」その限りにおけるかどうかが、いかに大きいことであるかということ。


導かれ続けるために

あなたのいま歩いているところ

それは本当にあなたの道ですか?

いつも自分に問い続けたい。

*


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Ganda(ガンダ・師弟の証)を授かる

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2018年も皆様大変お世話になりました。

今年は、特別な年、タブラ人生において特に重要な年になりました。

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誓いの儀式

2018年7月27日、師匠 Pt. Anindo Chatterjee(オニンド・チャッタルジー)より、師弟の誓いの儀式である Ganda-Bandhan(ガンダバンダン) において、師弟の証である Ganda(ガンダ) を授かったのです。

かつて夢に見ることができた以上の特別な瞬間でした。

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夢ではない、厳然たる現実

でもそれは夢ではなく、厳然たる現実です。

師匠は、師匠自身、人生で初めてとなるこの儀式の開催を決めたときに、僕へ出席への意思を確認してくださいました。
その時点では、その本当の意義について理解できていなかったと思います。
兄弟子の助けを得て儀式への参加の準備を進め、前日は全く眠れず、当日には普段は出たことのない鼻の出血が二度もあるような異常状態でした。
意識も感覚も開ききっていて、身体的にその影響が出ていたのかもしれません。

そして、その儀式ガンダバンダンの体験を心身に刻みました。

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それは決心であり大きな約束

『師匠との約束』

それが守られないときには、関係は容易に壊れてしまいます。
もうそれ以前とは違います。

『師匠との約束』
それを守り、果たしていく、それは日々の誓いであり、実践です。
その実践の積み重ねのみが、現実を受け止めていくことになるのだと思います。*


自分に誓った道

昨年2017年末の記事を振り返ると、自分に誓った道を確かに歩めていることが実感できます。
同時に、改めて、支えて続けてくださった方々、ご協力くださった方々に感謝の念が沸いてきます。

http://kazutosashihara.com/archives/930

2017年に連載を始め、実践の積み重ねと結果なしには書き進められないと中断していた『タブラと姿勢』シリーズも、ここに至りその役目を終えたと思っています。
ご拝読いただきました皆様ありがとうございました。
http://kazutosashihara.com/archives/778

次のステージへと進んで参ります。

*


 

師匠のことば

「師が出来ることは5%、残りの95%は弟子自身にゆだねられている」

そして

「近道はない。焦るな。忍耐強く歩め」

と師匠はガンダバンダンの儀式の最後におっしゃいました。

実践あるのみです。

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今年も一年どうもありがとうございました。

来る年が皆様にとって良い年でありますように。