2025年2月23日(日祝) 宮下節雄 古希祝いコンサート《サントゥールと我が人生》

  • 0

2025年2月23日(日祝) 宮下節雄 古希祝いコンサート《サントゥールと我が人生》

 

お世話になってきた先輩であり兄貴

サントゥール奏者の宮下節雄(愛称ジミーさん)は、インド古典音楽の大先輩であり、音楽のみならずお世話になってきた僕の兄貴です。

そんなジミーさんが、今年なんと70歳のバースデーを迎えます(その元氣とエネルギーからいうと、とても信じられません)!

ということで、お祝いのコンサートを開催する運びになりました。

当日は、龍神の語り部でありジミーさんの兄貴分(!)でもある
神尾修さんもスペシャルゲストとしてご登場してくださいます。

コンサート、そしてお祝いのアフターパーティーの二本立てとなります。

愛すべきジミーさんのお祝い、ぜひご一緒しませんか?


古希70歳を祝う

世界的に活躍する、日本におけるサントゥール第一人者の 古希70歳を祝う記念コンサートを開催いたします。

《サントゥールと我が人生》 「宮下節雄」

〈インド古典音楽〉は、転生を繰り返し修行を重ねながら修得されると云われます。
〈サントゥール〉は、天上の響きと称されるインド・カシミール発祥の百弦琴。

サントゥール奏者で人間国宝のパンディット・シヴクマール・シャルマ師の創り上げた、インド古典音楽史に残る偉大な業績。
シャルマ師に弟子入りを許され、その音楽を直伝で受け継ぐ数少ない継承者のひとり。
ジミーさんの愛称で親しまれつつ 数多くの弟子を育てプロ演奏家として輩出しながら 天上の響きで人々を新しい時代へと導くため 至上の音楽を奏で続けている。

また、世界各地の聖地での奉納演奏なども精力的に展開し 音楽と音霊を通して愛と精神性の重要性を唱え続けている。
皆で、愛すべき音楽家の半生と記念日をお祝いしましょう!

是非、お誘い合わせください!


【日時詳細】

※当日は、コンサートとお祝いパーティーの二本立てとなります。

☆古希祝いコンサート


★日 付:令和7年2月23日(日祝)
★時 間:開場14:00/開演14:30(16:30終演予定。途中休憩あり)
★場 所:新橋・銀の鈴
〒105-0003 東京都港区西新橋3-8-1  6階(JR新橋駅南口より徒歩10分)
★参加費:7000円
★出 演:宮下節雄(サントゥール)
神尾修(龍神の語り部)
大城フランコ(サントゥール)
髙橋瑛(サントゥール)
指原一登(タブラ)
★主 催:HEAT bEAT MUSIC/髙橋瑛
★お申込:ツクツクウェブチケットより

☆お祝いパーティー 25名限定

(基本的にコンサートご参加の方優先、先着でのご案内になりますのでご了承ください。)


時 間:18時〜21時
会 場:インド料理キターブ
〒105-0004 東京都港区新橋6-7-2  新橋ヤマトヨビル

参加費:お食事代 4000円(ベジ料理コース/1ドリンク込み/銀行振込み前払い)
申込み:こちらのフォームよりお申し込みください。お振込み先をご案内差し上げます。


—————————————————————————-

【出演者プロフィール】

◎宮下節雄(ジミー宮下)

サントゥール奏者
ミュージック セラピスト

1955年2月27日 鹿児島 出水市生まれ。
1992年より、インド・ムンバイにて世界的サントゥール奏者で 人間国宝の PT.シブ・クマール・シャルマ氏に師事する。NHKはじめ国内・インドでのTV・ラジオ出演多数。「天空の音雫」はじめヒーリングCDリリース多数。

2005年3月インド・ヴァラナシの「ドゥルパッド・メーラ音楽祭」と「アシュトシュ・バタチャリア追悼コンサート」に出演、現地で新聞等メディアでも取り上げられ高い評価を得る。
又、2006年1月ドゥルパドシンガー グンデチャブラザーズ主催でインド・ボパールで開催された「プルティ・ シュルティ音楽祭」にて、ベスト・パーフォーマーの評価を得る。
2008年3月ヴァラナシでのバイジュ・バーブラ サンギート・ サマローハ音楽祭にて、インド古典音楽への貢献を讃えられ受賞する。

タブラの巨匠ザキール・フセインの高弟タイ・バホー、シルク・ド・ソレイユの歌姫ジーナ・サラ 他世界的一流アーティストとの共演も多数。
水の神の歌「バルナギータ」、 アンビエントトランスバンド「Makyo」で活躍。
2010年 ポルトガルBOOM Festivalに出演。
2013年 セレンディピティユニ結成 全国をツアーで巡る。「ゆだね」をはじめ 4枚のCDリリース。
2016年にエレクトロ アンビエント サントゥール ユニット「Crystal Nada」結成。1st CD「PRASAD」リリース。

岐阜を拠点に日本・インドを中心に国内外で精力的に演奏活動を 行い「インド古典音楽センター・沙羅双樹」にて後進の指導を行う。
インド古典音楽・舞踊の祭典「サンギート・メーラ」を17年岐阜 洞戸で主催 開催。

2017年 1月 インドのメディアサイト
”BETTER INDIA”より
『世界で活躍する外国人インド古典音楽家8名』に選出される。
http://www.thebetterindia.com/81965/foreigners-indian-classical-music/

2018年、2019 年、インド・リシケシで開催された「インターナショナル・ヨガ・フェスティバル」に招待演奏。表彰される。
2019年、Bali Spilit Festivalに招待演奏。

Website:http://www.santoormiyashita.com/

◎神尾 修(かみお おさむ)

龍神の語り部

1946年5月31日
富山県婦負郡(現富山市)生
富山県富山商業高校
甲子園3回出場
亜細亜大学野球部
レギュラーとして3年次ベスト10に入る
社会人野球 高校野球の監督等 野球人生に明け暮れる

74歳にて 龍神に出会い 龍神の語り部として現在に至る
神社奉納 龍神画家 音楽家 舞踊家とのコラボ
世界平和を祈念しながら 神の国諏訪市の案内人
神に護られし護り龍を胎内に導き人 として活動

◎大城フランコ

サントゥール奏者
1986年 ペルー生まれ。
1998年 日本に移り、岐阜県に住み始める。
2012年 日本におけるサントゥール第一人者、宮下節雄氏に出会いサントゥールの天から降ってくるような音に感銘を受けすぐに弟子入り、北インド古典音楽を師事。
2015、17年 宮下節雄氏の師でありインドにおいて人間国宝の故Pt.Shiv Kumar Sharma氏から直接レッスンと祝福を頂く。
2019年 プロ奏者としてデビュー

◎髙橋瑛(たかはしあきら)

1983年8月9日生まれ。埼玉県浦和市出身。
インド古典楽器サントゥール演奏家。

2018年、後に師となる宮下節雄氏の演奏会にて、初めてインドの古典楽器サントゥールと出会う。
この演奏会にて宮下氏から繰り出される響きとリズムにトランス(恍惚)を体験。
この衝撃的な体験から、彼自身もサントゥールの演奏家を志し、同年翌月に同氏に師事してサントゥールの演奏を始める。

2024年、宮下氏の下6年修業した後、独自の演奏活動を始める。
同年、9月、12月に、駐日イラン・イスラム共和国大使館で行われた日本イラン文化交流会にて、イラン駐日大使の前で演奏をする。

渡印歴(インド来訪)6回。
2019年、2020年、宮下氏の師匠にあたる、インド人間国宝で、サントゥールの巨匠、pt shivkumar sharma氏に謁見、祝福を頂戴する。
南インドでは長期滞在中にアシユタンガ・ヨガに出会い、その後2年間、修行を積む。
誰からも愛される笑顔と柔和な性格の持ち主。

◎指原一登(さしはらかずと)

タブラ奏者。HEAT bEAT MUSIC 主宰。

2002年、インド・ラジャスターンにてタブラを始める。
2008年より、世界的タブラ奏者である Pt.Anindo Chatterjee、Sri Anubrata Chatterjee 両氏に師事。
2018年、インド音楽の師弟継承の伝統の中でも最も大きな意味を持つとされ、師弟の証である、 "Ganda" と呼ばれる紐を、師 Pt.Anindo Chatterjee より授かる。
インド古典音楽演奏家として、インド・コルカタで開催された「アリ・カクバル・カーン生誕98年祭」出演をはじめ、インド人音楽家・舞踊家とも多数共演。
駐日インド、パキスタン、イラン等各国大使館で演奏。

2019年、師である Pt. Anindo Chatterjee の招聘来日公演を、武蔵野文化事業団ほか関係者の協力を得て実現。公演・ワークショップは大成功をおさめる。
2024年、GREAT SINGS AGIA プロジェクトを立ち上げ、「大いなるものを歌うアジアの歌い手たち」コンサートを杉並公会堂にて主催。

HEAT bEAT MUSIC を主宰し、イベント・コンサートプロデュース、ワークショップや講座企画、音楽教室を運営。

Website:https://tsuku2.jp/heatbeat-tabla
https://kazutosashihara.com


  • 0

[VIDEO] インド音楽の真髄!オニンド・チャタルジー初の来日タブラソロ公演 2019

2019年6月に実現した、タブラの神様オニンド・チャタルジー師匠の13年ぶりとなった来日、そして日本では初めてとなったタブラソロ公演の演奏を収めた映像です。

師匠の来日中は、ずっとお供としてつきっきりでした。これほど師匠と近くにいられたことは、これ以上ない経験でした。

公演内容も、僕自身これほど歓喜に溢れたタブラソロは今までに経験したことがない!というほどの素晴らしいものでした。

オニンド師匠自身も、会場の雰囲気と日本の観客のレスポンスの良さに「今日はとてもいいムードだった」というほどの会心の演奏。

サーランギー伴奏は、日本人でありながらインド・ムンバイに在住・第一線で活躍する(コレものすごいことです)ナカガワユウジさん。

是非ご覧ください!



YouTubeチャンネル登録よろしくお願いします!


  • 0

アリアクバルカーン生誕98周年記念コンサートに出演します!


日本だけでなく、アメリカなど海外でもコロナの影響でコンサートなどのイベントがキャンセルされています。

外国人の入国禁止措置が取られる発表があるなど混迷を深めています。

それによってインド人ミュージシャンの渡米のスケジュールも次々とキャンセルされています。師匠の予定もまた然りです。

そんな中インドでは、新聞などニュースでの報道は毎日されているようですが、街中ではマスクをしている人をちらほら見かける以外大きな混乱は見られません。

人々と話をしていても、不要にパニックに陥ったり怖がったりせず、比較的冷静に捉えている人が多いように思います。

日常生活で差別的な扱いを受けたなどの経験もここコルカタでは特にありません。

ただ、国際線の空港では、昨日フランスからデリーに到着したフランス人の兄弟弟子が、入国できずそのまま本国に送還されたと聞きました。

インドへの入国が3月13日から事実上禁止になるとのニュースを見ましたが、11日の時点で既に処置が取られはじめていることになります。

日々状況が変わるので帰国まで新しい情報に注視していく必要があります。

取れたばかりの5年のビザも帰国後は無効です。。

一定期間後再び有効になるそうです(在インド日本大使館3/11更新)

→→その後、上の決定はインド政府より再度取り消しがありました。

とりあえず手洗いうがいだけは心掛けています。


さて、そんな状況ですが、インド国内でのコンサートは全て予定通り開催されています。

→ その後政府からイベントやコンサート等の中止要請が出ていることが分かり、今後のコンサート等は中止・延期になっていくようです。(3/13更新)

そして、3月15日にコルカタで開催される「アリアクバルカーン生誕98周年記念コンサート」に出演させていただけることになりました。

本場インドの、しかも音楽の中心地のひとつであるコルカタで、マイハール流派の家元アーシシュカーン音楽学校主催のコンサートです。

演奏は、この音楽学校で講師も務める、お馴染みのディプトニルと一緒に演ります。

出演時間は、18:30-19:30 (日本時間22:00-23:00)

画像にタイムスケジュールが載っています。

この日のために、オニンドチャタルジー師匠がタブラを貸してくださいました。

心して演奏したいと思います。

もしコルカタにいらっしゃる方がいましたら、入場無料ですので是非お越し下さい。


まもなく帰国します。

大変な時期ですが、どうぞ心穏やかにお過ごしください🙏


※先日コルカタ郊外のチャクダーでの演奏の様子

FacebookやInstagramでもインドの写真など更新しています。良かったら是非ご覧ください。

YouTubeチャンネルでも動画を更新中です。



  • 0

それはあなたの道ですか


約束

2019年3月、コルカタへ行ってきました。

最大の目的は、師匠に会い、師匠の前に自分を置き、この芸の道において師匠と交わした約束を、果たして守り続けていられているだろうか、ということを確認するためです。

これは生涯変わることがない約束。変わることがないということは、それが変わらずに守られている状態であり続けるための、絶えまない努力が必要ということです。

それは一見してとても厳しく見えるかもしれません。

*

今回の渡印中、いつものようにレッスンのため師匠宅に向かう途中で、ふと不思議な感覚に包まれました。

自分を取り囲み関わるすべての人が、自分をサポートし道の先へ連れて行ってくれているような不思議な感覚でした。それは、師匠をはじめ皆が手を引いて目的の地へ連れて行ってくれているようでした。言われようもない至福感と同時に、「自分が」努力して頑張っているつもりになっているだろうが決して「お前が」ではないのだよ、と天に言われているような感じもしました。

確かに、かつての自分とは違うところを歩いている実感はあります。でも、しばらくはこの体験が何であるか受け止めかねていました。

いま分かるのは「約束の道を歩いている限り」というのが絶対条件であるということです。

道を外れるのはあまりにも簡単なこと、あまりにも呆気ないことです。

一方で、道を歩いていけることというのはあまりにも幸せなことです。


95%

「学ぶ上で師が出来ることは5%、残りの95%は弟子次第だ」

と、昨年7月のGanda-Bandhan(ガンダバンダン)の儀式 のときに、師匠が口にした言葉です。

「道を歩いている限り」その限りにおけるかどうかが、いかに大きいことであるかということ。


導かれ続けるために

あなたのいま歩いているところ

それは本当にあなたの道ですか?

いつも自分に問い続けたい。

*


  • 1

Ganda(ガンダ・師弟の証)を授かる

s_38645798_873136209523459_1981185709754548224_n


2018年も皆様大変お世話になりました。

今年は、特別な年、タブラ人生において特に重要な年になりました。

*


誓いの儀式

2018年7月27日、師匠 Pt. Anindo Chatterjee(オニンド・チャッタルジー)より、師弟の誓いの儀式である Ganda-Bandhan(ガンダバンダン) において、師弟の証である Ganda(ガンダ) を授かったのです。

かつて夢に見ることができた以上の特別な瞬間でした。

*


夢ではない、厳然たる現実

でもそれは夢ではなく、厳然たる現実です。

師匠は、師匠自身、人生で初めてとなるこの儀式の開催を決めたときに、僕へ出席への意思を確認してくださいました。
その時点では、その本当の意義について理解できていなかったと思います。
兄弟子の助けを得て儀式への参加の準備を進め、前日は全く眠れず、当日には普段は出たことのない鼻の出血が二度もあるような異常状態でした。
意識も感覚も開ききっていて、身体的にその影響が出ていたのかもしれません。

そして、その儀式ガンダバンダンの体験を心身に刻みました。

*


それは決心であり大きな約束

『師匠との約束』

それが守られないときには、関係は容易に壊れてしまいます。
もうそれ以前とは違います。

『師匠との約束』
それを守り、果たしていく、それは日々の誓いであり、実践です。
その実践の積み重ねのみが、現実を受け止めていくことになるのだと思います。*


自分に誓った道

昨年2017年末の記事を振り返ると、自分に誓った道を確かに歩めていることが実感できます。
同時に、改めて、支えて続けてくださった方々、ご協力くださった方々に感謝の念が沸いてきます。

http://kazutosashihara.com/archives/930

2017年に連載を始め、実践の積み重ねと結果なしには書き進められないと中断していた『タブラと姿勢』シリーズも、ここに至りその役目を終えたと思っています。
ご拝読いただきました皆様ありがとうございました。
http://kazutosashihara.com/archives/778

次のステージへと進んで参ります。

*


 

師匠のことば

「師が出来ることは5%、残りの95%は弟子自身にゆだねられている」

そして

「近道はない。焦るな。忍耐強く歩め」

と師匠はガンダバンダンの儀式の最後におっしゃいました。

実践あるのみです。

*


今年も一年どうもありがとうございました。

来る年が皆様にとって良い年でありますように。